ドリアン Durian

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ドリアンと呼ばれる代表的な栽培種の学名はDurio zibethinus、その他にも分かっているだけで30の種が存在します。原産地は東南アジアのマレー半島ですが、タイ南部を中心にとても品質の良いドリアンが栽培生産されております。
果実は、強い甘味を持ち栄養豊富(特にビタミンB1を多く含有)なため、国王が精力増強に食していたと宮廷食事録に記録が残っています。ゆえに王様の果実と呼ばれていましたが今日では果物の王様と呼ばれています。
フルーツとしての魅力は、においは気になるが味わえば癖になる人が多く、やはりフルーツの王さまの称号は伊達にはついていないというのが実感されます。食べられるのは、種子の周りのクリーム状の部分で、果実全体に占める可食部分の割合は少ない。種子は焼くか茹でることで食べることが可能です。
果実は、受粉後3ヶ月ほどで成熟し、大きさは20-30cmほどで重さは1-5kgほどになり、植樹後5年程で収穫できるようになります。1本の木から1年で100-200個が収穫されます。

果実は、灰緑色をしており、外皮は革質で全体が硬い棘に覆われています。内部は5室からなり、可食部は甘い香りとともに、玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放ちます。ドリアンの香り成分として分かっているだけでも、エステル、アルコール、アルデヒドに属する26種類の揮発成分、及び8種類の硫黄化合物が存在をいたします。強烈な臭いの元は臭い成分の一つ硫黄化合物1-プロパンチオールC3H7SHが核となり、その他さまざまな臭い成分が複雑に絡み合い作り出されています。臭いが強烈なため、飛行機内への持込みが禁止されています。公共の建物やホテルも、持ち込み禁止にしている所が多いようです。
東南アジアではドリアンを食べるとき飲酒すると死に繋がると信じられていて、古くは18世紀に書かれた文献にも登場いたします。ガスによる腹内での異常発酵説、または高カロリーのドリアンとアルコールによる急激な高血糖説など様々な俗説があり、これまでにドリアンと飲酒による因果関係が証明された死亡事故は報告されておらず、医学的な調査もされているが、食い合わせによる死亡に繋がる要素は発見されておらず、ドリアンとアルコールの食い合わせは迷信とされています。だからたくさん食しても大丈夫です。

商品一覧

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